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天気が良いので、限界を迎えているブレーキローターの交換を実施いたしました。
本題に入るまえに、どうでもいい話をします。
車の開発には国境がなくなっています。
技術、開発者、パーツ、デザイン、生産地 …
それでも、交通事情と文化の違いがはっきり現れているのがブレーキでしょう。
ヨーロッパのブレーキは、パッドに金属が含まれています。
踏み始めからカッチリ、踏んだだけリニアに制動力が立ち上がり、
グリップの限界をドライバーに伝えます。
小さな1ポット片押しキャリパーでも、右足の力だけで
タイヤをロックさせるまでのコントロールができます。
その分、パッドの消耗が激しいのはもちろん、ローターまでもが削られていきます。
日本車では、廃車までローター交換しないのが普通でしょう。
さて本題です。ここから先もどうでもいい話です。
実は今回が3回目のチャレンジ。
ローターを買ったのが昨年の初夏だから、そろそろ1年ごしのプロジェクトです。
1回目
<準備>
特になし。エンジンをバラすわけじゃないし、見たままでしょう。
ツールセットは2組あるし。
<結果>
工具のサイズが合いません。
2回目
<準備>
車種に特化した準備が必要です。
ネットでの下調べにより、特殊なサイズの工具が必要だと分かりました。
7mmの六角レンチと23mmのソケット。
県下最大のホームセンターでも売っていないようなものですが、
ピンポイントな需要はあるようで、ヤフオクで入手。
やはりネットで、近い車種の整備記録を探してイメージトレーニング。
<結果>
キャリパーを止めているステーが外れない。
ボルトがとんでもなく固く締められている。
ハンドルの端をハンマーでガンガン叩いてもびくともしない。
制動時にどれくらいの力がかかるか考えれば当然か。
パッドだけ交換しました。
そして今回
<準備>
前回の反省を踏まえ、60cm以上あるソケットハンドルを購入。
てこの原理。これでぐいと力を込めても緩まなければ、どうやって緩めるというのでしょう。
<結果>
おお、簡単に緩むではないか。
最初からそう教えてくれよ。
あとは交換するだけです。
ところがこのローターが外れません。
錆と熱で、ハブと一体化しています。
それくらいは想定の範囲内。
渾身の力を込めて揺すりますが、車体が揺れるだけ。
ジャッキアップしているだけなので危険です。
またしてもハンマーの登場。
あちこちからガンガン叩くがびくともしない。
2回の喫煙休憩をはさみ、1時間ほど粘ったところで断念。
はい、ブレーキ使わないで走りますからもういいです。
この車は、いずれ誰かに譲ります。
その時引き取ってくれる人がいればですが。
お金はいただきません。整備方法と私の演説が付いてきます。
諸事情によりまだまだ先になりそうです。